廃タイヤの処分方法とは。
長年付き合ってきたタイヤも寿命がきたら廃棄処分です。
自動車のタイヤは消耗品なので、車検時に交換されることもありますし行楽の途中 でパンクして取り替えることだってあるでしょうし、運転前の簡単な目視による 点検で溝が少なくなっているのに気が付いて、新品のタイヤを買ってきて自宅の ガレージで自らの手でタイヤ交換することもあります。 頻度は決して高くはありませんので個人で排出するこのような中古タイヤ、廃タイヤ の量はそれほど多くはないのですが、世の中には多くの自動車がありますので 全ての廃タイヤの量を考えると処理すべき方法もしっかり考えざるをえません。 名古屋市のある愛知県にある自動車メーカーのトヨタがある地域なんかは、昼間も 夜も道路を4輪車がひっきりなしに走行していますし、東京都や大阪府のように 栄えている都市も両手では数え切れない数の車が毎分目の前を通り過ぎていきます。 信号機が赤ならば停車してくれるのでその間は通り過ぎることはありませんが、 青信号だと我先にと歩行者に注意しながらアスファルトの上を加速していきます。 その自動車全てにタイヤが装着されており、大半が数年後には廃タイヤとなる予定 なのですからリサイクルについても真剣に取り組まなければなりません。 そこらへんのことに無頓着で、「古いタイヤは捨てればいいじゃん、川でも海でも 山にでもさ、燃えないゴミの日に出したら怒られてしまうのならね」とか言うのは 地球環境に優しくありませんし、そんな人だらけでは人間だけでなく動植物もが 住みにくい星になってしまうでしょう。 廃タイヤや産業廃棄物は不法投棄してはならず、適切に処理することが大切です。 では自家用車を所有していらっしゃる皆さんはどのように廃タイヤを処理している のか、企業が事業で使用しているトラックや営業車はどうしているのか、適切に 処分されているのか考えてみましょう。 中古タイヤの処分方法はいくつかありますが、どのように処理するかはどこで タイヤ交換をしたかによって違ってきます。 新品のタイヤを買ってきて自分で交換するのなら、業者に持ち込んだりしなければ 処理できませんので選択肢も増えるでしょう。 そのひとつには「しばらく保管しておく」というのも含まれますが、これは将来 必要になるかもしれないので一応とっておくか、という行動なのですが、そのうち 使う事はないと判断されたら処分されることになります。 まだ使えそうな状態、廃棄処分するには早すぎるのならオークションに出品して 現金化するかもしれませんし、買取ショップで査定してもらい納得できる額ならば そのまま引き取ってもらうこともあるでしょう。 これらの方法は中古タイヤでのみ可能な方法であり、廃タイヤだと通用しません。 溝がまだ残っており新品同様だとしても、未使用の期間が長ければゴムが劣化して いるかもしれませんし商品にはなりません。 手数料を取られない、買取してもらえるタイヤなら処理する楽しみがありますが、 そうでない場合はコストもかかるし面倒なだけかもしれません。 では具体的に廃タイヤを処理してくれるのはどこがあるのでしょうか。 まずはタイヤを扱っている販売店、それに自動車を売っているディーラー、中古車 の売買を専門的に行っているショップ、車検に備えて整備したり故障時に修理 してくれる頼れる自動車整備工場などが一般的でしょうか。 これらの場所ならばタイヤ交換を行うこともしょっちゅうあるので、状態問わず 中古タイヤの処理にも精通しているでしょう。 ただしそこでサービスを受けている者に対してのみ引き取ります、という条件が 付いていることもありますので、接点がないのに相談したらお断りされるか、 割高な引き取り料を請求されるかもしれません。 新品タイヤの購入者に限り中古タイヤは無償で回収させていただきます、という 手法は商売の基本ですし、それをケチ臭いと文句を言うのはいけません。 不満があるなら工賃を支払ってタイヤ交換をしてもらえばいいのです。